建築分野でもストレス、圧力という用語を使うものですが、中でも混同しやすい概念にプレストレスがあります。
つまりプレストレスとは、ストレス(stress)に「あらかじめ」を意味するプレ(pre-)という接頭語が付いた、すなわち工場においてストレス、圧力のかかった状態、または想定されるストレスの逆方向への力を与えた状態にして部材を作る工法を現すことが多いようです。
そうすることにより部材が建物の中で実際にストレスが加えられた場合でも、それに耐えることができるようになります。
なおこのように何らかの単語にプレという接頭語を付けることにより「事前に」という内容を持たせることになりますが、人間の心身両面におけるプレストレスに関しても、日頃から注意しておくとよさそうです。
例えば自分が精神的ストレスに弱いと感じているのであれば、予想されるストレスをリストアップしておいたり、適宜ストレス解消方法を準備し実践することがプレストレス対策になると言えるでしょう。
さらにプレストレスを探知する能力を養っておくと、神経質になりすぎない範囲で、メンタルケアとして有効なケースが少なくないようです。