ドラマの中でのいじめの見方

いじめを大罪としたドラマとしては、「ライフ」や「花より男子」など、やはり学園ドラマが主流です。
さらに、「スクール」や「金八先生」、あるいは「GTO」や「学校の階段」、「キッズ・ウォー」など、基本的にはいじめをメインテーマとはしていないドラマの中でも、結果的には、それが一つの大きなキーワードになり、ストーリーを構成している事はしばしば!
即ち、いじめは完全に学園ドラマにはなくてはならない重要な要素の一つなのです。

というのも、いじめのない学校は、平和でこれ以上ない素晴らしい世界なのですが、それだけでは、波瀾万丈の物語を作る事は難しく、実に穏やかな感触に治まってしまうでしょう。
ところがところが、昭和の時代は、そうしたアットホームなドラマが支持される事も多かったため、それでも良かったのですが、今はそうは行かなくなってしまいました。
多くの視聴者は、どんなドラマにでも、強い刺激を求めます。
取り分け、若い世代をターゲットにした学園ドラマにおいては、ほんわかストーリーでは、心を掴めなくなってしまっているのです。

そこで、いじめの出番という訳ですね。
とにもかくにも、いじめを盛り込めば、最低限の刺激を与える事が出来、その後、それを解決すべく新たな物語を展開する事が出来ますから、正に連続ドラマを作るには、恰好の寝たであると言っても過言ではありません。

しかし、こうしたドラマが与えるイメージというのは、驚くほど強靭で、中には、学校にはいじめがあってしかるべきであるという見解を立てる子すら出て来てしまっているのです。
これでは、いじめの実態を見せつける事により、善悪の判断を付けさせ、いじめの防止や改善に繋げようという趣旨からは、大幅にはずれてしまう事になってしまいます。
そう、ドラマの中でのいじめが確立されてしまった事により、実際のいじめも確立されてしまっているという事なのですが、果たして、皆さんは、その事にお気付きでしょうか?

勿論、当初は予防や改善を促すきっかけになればという意図で、数多くの学園ドラマの中にいじめ問題が取り上げられた事は間違いないでしょう。
けれど、それがいつしか方向転換し、さらにエスカレートしてしまったために、じっさいのいじめもエスカレートしてしまったという訳です。

ですから、今、私たちがやるべき事は、あくまでも作り話の中でのいじめは、作り話だから成立するのだ!
そして、短期間で容易に解決出来るのだという事を強く認識する事です。
でなければ、事実は小説より奇なりと言われる通り、それが現実化する事により、ドラマの中では予想もされなかった新たな展開が次々と繰り広げられ、恐ろしい現実になって行く事でしょう。

何しろ、実際にいじめが始まれば、たった1ヶ月余りで究極にまで達し、その後の1ヶ月余りで解決される事など、絶対に有り得ないのです。
何ヶ月も何年も継続して続き、その中で、どんどんどんどん悪質化され、自体は巨大化し、結局は、綺麗にハッピーエンドに治まる事などないと思っておく事が大切だと言えるでしょうね。

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